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2004-03-14


[青環法&メディア規制]ニュースステーションの「のぞみの園」報道について考える

テレビ朝日:「Nステ」障害者施設報道に抗議相次ぐ

 群馬県高崎市の重度知的障害者施設「のぞみの園(その)」の入所者を段階的に地域へ移す厚生労働省の方針に対し、テレビ朝日系列の報道番組「ニュースステーション」が反対の立場に偏った報道をしたとして、地域で生活する障害者や親などから抗議や再検証を求める声が相次いでいる。

 番組は先月24日、「揺れる“終(つい)の棲家(すみか)”……重度知的障害者の『地域移行』」とのタイトルで約13分間放送された。厚労省の検討委員会は昨年8月、08年3月までに入所者約500人の3〓4割を段階的に古里のグループホームなどに移行させる方針を打ち出したが、番組はグループホームなど地域で暮らすための「受け皿」の不足を指摘し、反対する保護者の声を紹介した。入所者がパンフレットを逆さに見るなど、障害の重さを印象づけるような場面も放映した。

 検討委は02年8月から1年間議論を重ね、▽のぞみの園の入所者より支援が難しい障害者が地域へ移行している▽のぞみの園には毎年約30億円の上乗せ補助金がつけられ、職員の給与は民間施設に比べ高額だが、入所者サービスの水準は低い▽地域移行を進める際は不安を抱く本人や家族の心情に配慮し、グループホームなど地域生活の基盤整備に取り組む――などを指摘した。

 番組は検討委のこれらの内容には触れず、座長の岡田喜篤・川崎医療福祉大学長が「思い切って冒険してみませんか」と発言した様子を再現。最後に、久米宏キャスターが「のぞみの園に対する税金の支出は無駄遣いと思えない」「今やるのはむちゃだと思います」とコメントした。

(中略)

【須山勉】

(中略)

◎ことば=のぞみの園(旧・国立コロニーのぞみの園)

 全国の重度知的障害者が終生生活を送る施設として71年、群馬県高崎市に開設。国が管理する唯一の知的障害者入所施設だが、政府の行政改革の一環として昨年10月に独立行政法人化された。

◆真摯に受け止める

 テレビ朝日広報部の話 障害者が地域で自立し、「当たり前の生活」をするノーマライゼーションの理念が世界の潮流であることは理解している。番組は地域移行を否定するものではなく、厚労省の計画が地域の受け入れ態勢が十分整っていない上での、期限を区切った拙速で機械的な措置だと批判したものだ。しかし放送後、知的障害者の福祉にかかわる各団体から「障害者を一生施設に入所させておくことが本人たちの幸福につながるという誤った視点で描かれている」などの指摘を受けた。そうした意図はないが、指摘された点は真摯(しんし)に受け止め、今後の取材に当たっては十分留意し、参考にしたい。

毎日新聞3月13日] ( 2004-03-13-15:00 )
という報道が毎日新聞によってされました。ちょっとこの事について今回は調べてみたいと思います。

では最初にニュースステーションが一体どういう報道をしたのかちょっと調べてみましょう。幸いこの放送の直後に感想を書いた人が居たのでちょっとそこからどんな放送だったか考えてみたいと思います。

のぞみの園AUFC的雑多
それはともかく、国唯一の重度知的障害者養護施設「のぞみの園」というところで、入所者を退所させて各自治体で暮らしてもらおうと言う厚生労働省の指示のもと波紋が発生しているようです。元ソースを探せなかったので、どなたか教えていただけると幸いです。

のぞみの園とは、その肩書き通り保護者の保護の下での生活すら難しい重度の知的障害者の方に安心して暮らしていける施設で、恥ずかしながら私もこの特集を見るまで存在を知りませんでした。国の方では国立である状態から、現在の独立行政法人へ移行させて、そこから地域へというシナリオの用です。

まったく、相変わらず耳ざわりの良い言葉を用意させれば右に出るものは居ませんね。

とは言え、実現できるならそれ程問題のあるプランではないと思います。最終的には障害者の皆さんが家族の側で安心して暮らせる生活と言うのは非常に有意義なことです。一々、面会のために施設を訪れるのだって難しいでしょうし。障害者の方だってその方がいいに決まっています。

でもね、施行するタイミングが最悪すぎです。

官公庁ってのはチョンマゲ侍がうろついている場所を指しているのでしょうか。少し知恵を働かせれば分かると思います。

現在、各地方自治体はさまざまな事情から、合併やら何やらでてんてこ舞い。それこそ、国から補助を貰ってやっとこ差運営できていると言う自治体の多い中、負担を増やしてどうするつもりなんでしょうか。別に財政だけの問題ではなく、きちっとした福祉に対する姿勢が見られないとも思えます。極端な事を言えばで好けど、丁度いいから押し付けてしまえ的発言に見えます。

少なくとも、保護者には現状ではとても無理と思われている方々がいらっしゃるようです。事実、そう仰るのなら無理なのでしょう。私はそのような方と身近に触れ合ったことがないので憶測でしか無いのですが、正直、世話をするのだって大変なんでしょう。保護者の苦しみの結果、一家心中を招くこともあったとの事です。その時よりは、幾分かマシなのかもしれませんが。

第一、保護者が納得しない事をやること自体が珍妙な話です。TVの中、国民の理解を得るためにとかなんとか、えらそうな事を言っている人がいましたが、

まず、何でそれで理解が得られると思えるのか理解できません。
どうやら別に施設から地域への移行そのものを批判した特集では無かった模様です。要するに「確かに障害者を地域に戻すっていうのは良いかも知れないけど、その為には地域に障害者受け入れの為の予算が必要、だが地方にはそんな予算は無い、という事は例え理念は良かったとしても結局障害者切り捨てになるのではないか?保護者はみんなそのような感想を持っている!」という感じの特集だったようです。

次に番組の内容が分かったところで「じゃあ放送批判派はその放送の何を問題としているのか?をちょっと調べてみましょう。

2月24日の「国立コロニ〓」に関する報道について(抗議と要請)全日本手をつなぐ育成会
 あの特集では、地域移行策が障害のある本人や家族を無視して、強引に実行される印象を与えています。それどころか、「地域でのあたり前の生活」そのものが、否定的に描かれています。 
 これでは、知的障害のある人に対する偏見を助長し、「地域から排除する」という差別的な現状を肯定し、永続させることになりかねません。余りにも家族の苦労が主張され、障害のある人の障害の<重さ>が強調され過ぎています。これでは、30年前の理解でしかありません。

 確かに、コロニ〓が建設された時代には、「親による子殺し(多くは、親の後追い自殺)」が続発しました。そのため、メディアや専門家は、そして私たち「親の会」も、障害のある人を隔離・収容する施設の建設を主張してきました。そのことで問題を解決するしか、その時代には術がなったのです。しかし、それは障害のある人の犠牲で実現された<平和>でしかなかったのです。私たち親は、そのような状況を変えらなかったことに、深い悔悟の念を抱いています。

 添付しました『見解』のとおり、私たちは「中間報告」の段階で、地域移行の方向性を評価し、その実現を願いました。そしてそれは、在所されている方やご家族の負担でなされないことを強く主張しました。地域の中に確実な「支援システム」が構築されることが前提になります。貴社の番組では、その実現をこそ強調いただきたかったのです。私たち親は、コロニ〓の親たちと同様に、長い間の苦しみを経験しています。それゆえ、適切で強力な<支援>を求めます。

 しかし、最も考えるべきは、障害のある本人の犠牲によって、家族の<平和>が保たれてはいけない、ということです。そして今、本人の幸福と家族の安心が、ともに成立するシステムが実現しようとしております。今回のコロニ〓の移行策は、まさにそのような実践であり、古い時代の清算であるということを、ぜひご理解いただきたいのです。「同情」からは、障害者の尊厳と人権は真に守り得ない、と私たちは考えています。
要するに
  • 障害者を地域に移行することに対し否定的な印象を与えた
  • 保護者や障害者本人の意向を無視したかのような報道をした
  • 保護者の負担ばかり主張するが、障害者本人の権利はどうなるのか
という批判みたいです。

ちなみにこの文章には次のような感想もあります。
福祉用語って、横文字多すぎきつねのすみか
社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会の文書読んで
>「国立コロニ〓」
って、
>平成15年10月1日をもって、
>「独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園」として
>新しく出発いたしました。
って言ってるのに
昔の名前を書く。
コロニーって、
自分たちでは、わかってるつもりかも(なじみが深いので)
しれないけど。

>国連の有力なNGOである国際育成会連盟(Inclusion International/LL) の、
>わが国で唯一の正会員でもあります。
こんな書き方されたら、それがどうしたん
おまえは権力主義か!って
ムッと。

>イン クル〓ジョン(Inclusion)という世界の新しい理念に基づき、
>新しい視点からの理解と表現を熱望しております
ほらほら、また訳のわからない言葉、
わざわざ、英語まで書いて。

続いて日本グループホーム学会の主張(毎日新聞の記事より転載)
 「障害のある人と援助者で作る日本グループホーム学会」など3団体も「もう一度問題を正しく伝えてほしい」と求める要望書などを提出。全国の48障害者団体で作る「DPI日本会議」も協議の場を設けるよう求めている。同学会の室津滋樹代表は「国が責任を持って受け皿を作らなければならないことは確かだが、受け皿がなければ障害者を入所施設に放っておいていいということにはならない」と話している。
だそうです。

最後に厚労省検討委員会座長の岡田喜篤・川崎医療福祉大学長の話(これも毎日新聞記事より)
岡田学長の話 テレビ朝日からいっさい取材も連絡も受けていなかった。番組を見て、とてもむなしい思いがした。入所者がのぞみの園から一方的に出されるという趣旨の解説がされていたし、私の発言を部分的に切り取り、意図的な構成になっているように感じた。「重度知的障害を持つ人は一般社会から切り離し、別の社会で生活してもらう」という政策は今日の世界的な認識から見ても明らかな誤りだ。グループホームなど地域生活ができる資源の少なさは誰もが認めている。検討委は入所者を親元に戻そうとしたわけではなく、地域生活ができる条件を整備した上で移行させる方針だったことは、取材をすれば当然分かったはずだ。
要するに地域に戻す前にきちんと条件は整備する!という事みたいです。

では実際にどのような形で移行の計画が進むのか、ちょっと調べてみました。
国立コロニー:「大規模入所」廃止へ 地域移行へ具体策検討 毎日新聞
厚生労働省の「国立コロニー独立行政法人化検討委員会」(座長・岡田喜篤川崎医療福祉大副学長)は19日、国が管理する唯一の重度知的障害者入所施設「国立コロニーのぞみの園」(群馬県高崎市)の511人の入所者を、段階的に地域のグループホームなどへ移すべきだとの中間意見をまとめた。

(中略)

 具体案として今後新しい入所者は受け入れず、3〓5年以内に現在の入所者の半分に当たる250人程度を地域に移行する計画を挙げる一方、入所者の家族が不安を持たないよう配慮した支援をすべきだとも求めた。

 国立コロニーは国の整理合理化計画に基づき、10月に独立行政法人化するが、同省は中間意見に沿った改革を進める方針。
要約すると
3〓5年以内に現在の入所者の半分に当たる250人程度を地域に移行し、同時に地域移行のための支援を行うという事みたいです。

まぁニュースステーションが視聴者にどんな印象を与えたのかは僕は番組を見てないから分からないので、それ以外の事でちょっと思ったこと(疑問・反論点)を挙げてみたいと思います。

ます僕が疑問に思ったのは岡田喜篤の「検討委は入所者を親元に戻そうとしたわけではなく、地域生活ができる条件を整備した上で移行させる方針だったことは、取材をすれば当然分かったはずだ。」という発言、じゃあ何で3〓5年以内なんて時間制限がある企画を検討委は作ったのでしょうか?番組によると「受け入れ準備が出来ている自治体は3〓5%しかない」らしいです。だとしたら3〓5年以内にそれを最低限50%以上に上げなければならないのですが、果たして本当にそんな事可能なのでしょうか?

次の疑問というか反論は日本グループホーム学会の発言。「国が責任を持って受け皿を作らなければならないことは確かだが、受け皿がなければ障害者を入所施設に放っておいていいということにはならない」と言いますが、受け皿が無いまま入所施設から障害者を出す事が一体どんな自体を招くのか、やはりそれは悲劇しか生まない様な気がします。

全日本手をつなぐ育成会の批判にもちょっと疑問があります。「最も考えるべきは、障害のある本人の犠牲によって、家族の<平和>が保たれてはいけない」と言いますが、しかし一方で家族の<平和>が保たれないで、障害者の幸福があり得ないのもまた事実なのです。確かに育成会の人々もその事はきちんと考慮していて、支援の必要性を国に訴えているみたいですが、しかしその二つのこと[障害者の地域への移行と国のその移行への支援]は両輪で進まなくてはなりません。確かに進むことは重要ですが、しかし片輪だけ(つまり
障害者の地域への移行だけ)が進んでしまったら車は壊れ、結果として進むのが遅れる
と思います。ニュースステーションの特集はその事を指摘したのだと思うのですが。。。

さらに僕が思うのはニュースステーションで報道された「反対する保護者の声」を、取り上げたメディア・組織が他にあったかという事です。全日本手をつなぐ育成会の声明文はあたかも保護者が一致団結してこの地域移行計画に賛成している印象を与えますが、しかし反対している保護者が居るのは事実なのです。その主張の正当性はともかく、そういう声があるという事を報じたという点から、この報道の価値はあったのでは無いでしょうか?

P.S.-何か僕は多分バイアスが掛かってるんでしょうがニュースステーション寄りで記事を書いてしまった気がします。是非補足・反論・批判・疑問点を下のコメント欄か、またはトラックバックでお寄せ下さい。

関連リンク:
ニュースステーションテレビ朝日
テレビ朝日:「Nステ」障害者施設報道に抗議相次ぐ雅楽多blog
<テレビ朝日>「Nステ」障害者施設報道に抗議相次ぐ日々のあれこれ
Nステの障害者施設報道に抗議チェリオメアリー
久米さん降板間近clime's News
福祉用語って、横文字多すぎきつねのすみか
運命大石英司の代替空港
のぞみの園AUFC的雑多
のぞみの園YUU MEDIA TOWN@Blog
グループホーム学会(障害者)障害福祉〓かざぐるま
国立コロニー:「大規模入所」廃止へ 地域移行へ具体策検討 毎日新聞
テレビ朝日:「Nステ」障害者施設報道に抗議相次ぐ毎日新聞
2月24日の「国立コロニ〓」に関する報道について(抗議と要請)全日本手をつなぐ育成会

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[2ch]キャラ叩き難民問題と2ちゃんねる内での世代間断裂

[一般ヲチスレ] 11:16ねとながめより

昨夜ネトゲサロン自治スレッドにて「今後ネトゲサロン板でのキャラウォッチ禁止」という管理側の決定が発表され、大量のネトゲ系キャラウォッチ難民が押し寄せています。

ネトゲサロン自治スレ 2004-03-12
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmosaloon/1079089098/l50ミラー

上記スレの1-4
1 :和風 ◆SIMPLE/OPE :04/03/12 19:58 ID:XiOY6tKa
管理人と協議の結果
ネトゲサロン板での晒し叩きのキャラウォッチは禁止になりました。
どうしても続けるのならネットウォッチ板でどうぞ。
ネットwatch
http://ex2.2ch.net/net/

2 :ひろゆき@どうやら管理人 ★ :04/03/12 20:00 ID:???
消しまくり。消しまくり。

3 :和風 ◆SIMPLE/OPE :04/03/12 20:05 ID:XiOY6tKa
と、いうことで今後消しまくられるので、住人さんは心してくださいませ。

4 :和風 ◆SIMPLE/OPE :04/03/12 20:10 ID:XiOY6tKa
ひとつ言い忘れたことがありました。
他のネットゲーム系の板でも同様に消しまくりです。

(略)

「ひろゆき!貴様俺のヲチ板をどうするつもりだ!」とハートマン先任軍曹風に叫んでみたい土曜日です(汗)この決定で旧ネトゲ系住民とヲチ原住民の軋轢が生まれなければいいのですが……。
だそうです。

まぁ僕も詳しく調べてはいないので一般論しか言えないのですが、このひろゆき氏の決定の根底にある物は「2ちゃんねるは一つのコミュニティだ」という勘違いなのだと思います*1

これは本当に2ちゃんねるに普段から書き込みしている人なら感覚的に分かると思うのですが、2ちゃんねるというのは本当に広大で、多分2ちゃんねるに書き込んでいる人でも、2ちゃんねるの全ての板に(一回でも)行った人というのは極少数です*2。そのため普通に書き込みしているだけでは「自分は○○板住人だ」というアイデンティティーは確認できますが「自分は2ちゃんねらーだ」というアイデンティティーは確認できないのです*3

こうなってくると確かに最初に書き込むときは「自分は2ちゃんねるに書き込むんだ!」という感じでトップページからわざわざ入ったりして2ちゃんねるアイデンティティーに満ち溢れて入ってくるのですが*4、だんだん自分の書き込む板が決まってきてその定住板をお気に入りにしたりするともう2ちゃんねるアイデンティティーより板アイデンティティー(つまり「自分は○○板住人だ!」というアイデンティティー)が優勢になります、さらに重症になって2ちゃんねるブラウザとか導入し始めたらもう2ちゃんねるアイデンティティーなんてどっかに行ってしまいます*5

しかしひろゆきなどの古参2ちゃんねらーはその事を理解することが出来ません、何故なら彼らが2ちゃんねるに書き込みし始めた頃はまだ2ちゃんねるの規模はとても小さく、全ての板を書き込むとまでは行かなくても閲覧することが可能だったのですから。

この感覚はmegabbs等の歴史に取り残された掲示板等に行けば良く分かります、megabbsというのは確かに板数こそ多いですが、実際に日常的に書き込みがある板というのはその中でも限られた物です。さらにmegabbsにはヘッドラインという物があって、近日中に書き込みがあった板・スレッドが一覧表示されます*6から、板間の移動の際の障壁も少ないです。

このような掲示板なら当然2ちゃんねるアイデンティティーやmegabbsアイデンティティーなどを持つでしょう。ですから昔の2ちゃんねるの人はそのようなアイデンティティーが今の住人にもあると考え、2ちゃんねる単一化のために行動しているのです。

しかしそれは今の住人の大多数にとっては明らかにナンセンスです、彼らはこう言うでしょう、「自分たちの板の事に他板の人間が口を出すな!」その主張の正当性はともかく、そこには明らかな世代間の断絶があります。

今回の騒動にもその種の断絶があります、2ちゃんねるは単一の物であり、板というのはその単一の物のパーツなのだから重複するなんて事があってはならない、と考えるひろゆきと、板はそれ自体が一つのコミュニティであり、2ちゃんねるというのはそれらのコミュニティをまとめただけに過ぎないのだから、別に内容が重複したってとかまわないじゃないかと考える板住人*7、そこには単なる利益の対立ではない感覚の対立があると僕は考えます。

*1)この勘違いってのはあらゆる2ちゃんねる論に入ってる気がします。
*2 住人が描く各板の傾向ラウンジ
2ちゃんねる各板風土誌ガイドライン板
毒男からみた他板について語る独身男性板
などが成立する事を考えてみると良く分かると思います。
*3)しかし中にはどうしても2ちゃんねらーのアイデンティティーを保ちたいという人も居ます。そういう人は共通の敵(オヅラとか筑紫とか法務省とか白血病[UD]とか)を見出してその共通の敵を叩くことによってアイデンティティーを確認したりします。が、それにしたって短期的な物で、「敵」との戦いが長期化すれば、その戦場は当然日常的に書き込みしている板なのですから、やがて2ちゃんねるアイデンティティーではなく板アイデンティティーを確認する物になります(例えばUDなんかはもうどっちかというと2ちゃんねるというグループに所属して闘うというより、2ちゃんねるというグループの中でそれぞれの各板[UDでは所属するグループ名の後ろに"@○○"(○○の中にはいるのは板名)を付けることによって自分が何処の板の住人なのか示すことが出来る]がポイント数を争っているという状況です。
でも最近は2ちゃんねるに対抗するグループが出てきたので何かその対抗するグループとの闘いにより再び2ちゃんねるアイデンティティーの確認が出来てるようです、が、それもいつまで続くか。。。)
*4)だから初心者ほど「自分は2ちゃんねらーだ!」という事を叫ぶんですな(w
*5)殆どの2ちゃんねるブラウザーには「お気に入り板」機能かそれに準じる機能が付いているし、さらに悪い事に(←2ちゃんねるにアイデンティティーを持ちたい人にとってはね)たいていの2ちゃんねるブラウザーには「外部板追加」機能が付いていて、2ちゃんねる以外の掲示板群の板も2ちゃんねるの板と同列に書き込みとかが出来るようになってしまうのです、そうなったらもう2ちゃんねるか他の掲示板群かの区別なんか付かなくなっちゃいますよ。
*6)最近は2ちゃんねるでもBBYというものが進行して居るみたいですが、それにしたってカテゴリに分かれていて、とても全板を見ることは不可能です。第一もし2ちゃんねるの全体ヘッドラインシステムを作ったとしても、それを全て見ることは人間の能力的に不可能ですから。。。
*7)そう言うと「いや、ネトゲサロン板の人達はむしろこの移動を喜んでいるぞ!」という声があがるかもしれません。しかし彼らはあくまでそれが自分の利益に繋がるから賛成しているだけで、ひろゆきの理念に賛成している訳ではないのではないでしょうか?もちろん僕も詳しいことは分かりませんが、例えば「ネトゲの話でも馴れ合いは新設された馴れ合い板に行くように」というひろゆきの言葉がもしあれば、彼ら板住人はそれに反発すると思います。
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmosaloon/1079089098/l50