Rir6アーカイブ

2003-09-03


[異論]コンピュータウイルスを作るのに未だに「高度なスキル」とかが必要だと思っている人へ(異論)

ZDNetMSBlast.Bの少年、「見せしめ」逮捕と「孤独なオタク」報道に反発より

 世界各国のコンピュータネットワークを混乱に陥れたインターネットワームMSBlast。その亜種を作成したとして起訴された高校生が、当局は話を誇張していると主張するとともに、彼を孤独なコンピュータオタクと表現したメディア報道に異議を唱えている。

 「僕にはとても親しい友人がたくさんいる。向こう見ずな性格じゃないし、麻薬もたばこも酒もやらない。法律絡みのトラブルに巻き込まれたのは初めてだ。僕についての描写には傷付いた。僕は暗くないし、自分の体重を気にしているわけでもない。社会に順応できない人間じゃない」。MSNBCのサイトに、ジェフリー・パーソン被告(18)のそんな発言が掲載された。

 被告の両親は9月2日、NBCのテレビ番組「Today」に出演。被告本人は、カメラを回さないことを条件にプロデューサーのインタビューにのみ応じた。このインタビューの中で被告は、当局が自分を見せしめに利用することへの懸念を口にしている。

 「一連の事件の犯人として、とにかく誰かを逮捕する必要があったのだと思う。僕はその対象としてふさわしくないのに」(パーソン被告)

 被告は、保護下にあるコンピュータに故意に損害をもたらした罪で起訴された。有罪が確定した場合、最長10年の禁固刑と25万ドルの罰金を言い渡される可能性がある。
まあ、確かに実際にこの少年のウイルスに感染された人にとってみれば言い訳としか聞こえないかもしれません、が、僕はあえてここで言いたい、

そんな風にしか考えられないからウイルスに感染するんだよ♪

はっきり言うとこの少年の言ってることは事実だ、大体確かに1からウイルスを作るのであれば結構なスキル(と言っても夏休みの期間で十分修得できる程度)が必要かもしれないが、ソースを見てファイルの名称変更とメッセージの追加をする位だったらスキルなんて"全く"必要ない。僕はどういうプログラミング言語でどういうソースなのかは知らないが、多分↓のような事をやっただけだと思う。

1.ウイルスのソースを入手する(Googleで「Searched the web for MSBlast source」とやれば1000件以内位に出てくると思われ)

2.そのソースをメモ帳もしくは専用のソフトで開く

〓ファイル名変更〓
3.ソース内をウイルスによって作成されるファイル名で検索する

4.出てきたところを片っ端から変える、ただそれだけ
(自動置換機能を使えばさらに簡単)

〓メッセージの追加〓
5.元からあるメッセージの文をソース内から検索する

6.そこに自分の付け加えたいメッセージを書き加える

別に今書いたのは「ウイルス改変講座」では無いです、この方法は大体のプログラムに応用できるし、メッセージの追加の所は良くHTML初心者が自分の気に入ってるホームページのソースをパクって来てやる事(ちゃんと許可をとってやらないと駄目ですよ)で、ホームページ持ちなら殆ど誰でも出来ることだ、これを「高度なスキル」等と言うのなら、ジオシティーズやトライポッドなんかハッカーの巣窟となってしまう。そんな馬鹿な(w

そしてこの少年はまた「自分はみせしめとして逮捕された」と言っているが、
それもまた事実だ、大体この記事にも書いてあるが、別にこのウイルスは本物とは違いたいした広がりは見せなかった(ただマイクロソフト社を非難するメッセージを追加した事によってマスコミには気に入られたようだったがw)、捜査当局はこの容疑者逮捕を「われわれは被告を、Blasterワーム問題における鍵であり、重要人物と考えている。被告の逮捕は、事件解明に向けた重要な一歩だ。」などと言っているが、これも良く分からない、もしかして捜査当局は元のウイルスを作った人とこの少年が友人で、ソースを手渡しして渡したとでも思ってるのだろうか?

ただだからといって捜査当局だけが悪いのかというとそうも言えない、大体彼らへのウイルスに感染させられた人からの期待は大きすぎる。

彼らウイルスに感染した人は大多数がその後もワクチンソフトを買ったりファイヤーウォールを設置したりはしない、ただ政府がウイルス作者を捕まえたりする事によって生まれる抑止力や、警察が(通信を傍受することによって)ウイルスがインターネットに放たれる直前に作者を逮捕することによって、「ウイルスを作る人が存在しなくなる」よう政府に働きかけるのだ。

確かに少年は7000台ものパソコンに改変したウイルスを伝染させた、しかし彼より多くの人にウイルスを感染させた人が居る(元のウイルス作者除く)。

それは「最初にウイルス作者によって直々にコンピュータに感染させられた人」だ、その人がきちんとセキュリティパッチを当てていたならばこのようなウイルスは世に出ることは無かったのだからね、

つまり罪の度合いで言えば
元のウイルス作者>最初にウイルスに感染させられた人>>>>>>>>>>>>>>>>少年
なのである。

そういうと「最初にウイルスに感染させられた人は別に故意でやった訳ではない」と言う人も出てくるかも知れない、しかしあれだけ「WimdowsUpdateを定期的にチェックしましょう」という啓蒙が世の中にあふれ出ていて、しかもインターネットに接続してるのにセキュリティパッチを当てなかったというのは、もう「わざと当てなかった」としか考えられない。。。

結局彼ら政府が行うべきなのはそんなちっぽけな犯罪者を捕まえる事ではなく、もっとセキュリティ意識を持つようにインターネット接続者に働きかける事ではないだろうか?


確かにこの少年はどうしようもない奴だ、しかし彼の言う事は今のネット社会に重大な事を教えているような気がする。。。 http://www.zdnet.co.jp/news/0309/03/ne00_msblast.html

[旧NWatch]うまい棒を買い占めるOFF→買いまくるOFFに

なったんだね(今頃気付いた)

まぁ色々あったんでしょうが、1、2本残しておいちゃ面白さが半減してしまう様な気がする。。。(ま、どうせどっちでも参加しないから別に良いんだが) http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/9871/index.html